4月 01 2009
業務開始
本日から、名古屋シティ法律事務所での業務を開始することになりました。
ここ数年の司法改革により、弁護士大増員時代を迎えつつある中、多種多様な弁護士、法律事務所が生まれており、依頼者が弁護士や法律事務所を選ぶ基準は、これまで以上に曖昧になっております。
その中において、私は自分のことを、格別優秀な弁護士であるとは考えておりません。
ただ、自分に与えられた能力、これまでに培った経験を、最大限に活用し、依頼者の権利・利益の実現に協力したいという思いは、平均的な弁護士以上のものを持っていると自負しております。
まずは現在手元に与えられている事件の適正な処理を最優先に考えておりますが、そのうえで、可能な限り、新たな事件についても手助けすることができれば幸いと考えております。
私の場合、企業の依頼者の割合が比較的多いですが、そこにおいては、慎重・適正な処理よりも、迅速性・効率性が求められることが少なくありません。このような慎重さと迅速さとの間のバランスの取り方は、非常に難しい側面があるのですが、依頼者の意見を踏まえながらも、法律家としての立場から、妥当な処理を導きたいと考えているところです。これは、企業以外の個人が依頼者となる場合であっても、変わるものではありません。
本日から、新たな法律事務所の開業となりましたが、今後も、以上のようなスタンスは変えることなく、業務に邁進して行きたいと考えておりますので、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、本日の開業に合わせて、美しい花や緑を贈っていただいた依頼者、取引先、友人、親族、そして旭丘高校ラグビー部同期一同の皆様には、この場を借りて、感謝の言葉を述べさせていただきたいです。本当にありがとうございました。
平成21年4月1日
弁護士 稲 垣 篤 史